昭和の初めの頃に蒸気船というものが海や川を航行するようになります。それまで江戸川を行き来していたのは高瀬舟。朝早く米や味醂などを積んで流山を出ると4時間ぐらいで行徳に着いたそう。そして新川、小名木川を漕いで行くと小網町。その日のうちに荷をおろす。ヤッパ陸を行くより川を行くほうが、ずっと速かったのね。
私の唄に上り下りの賑やかさ・・とありますが、高瀬舟も多い時には500艘も行き来していたそうだから、マア賑やかさ・・でもイイカナ(笑)
高瀬舟というと何か特別の舟みたいですが、日本の川舟は、ほとんど帆をかけた高瀬舟だったそうです。そもそも高瀬舟の高瀬は浅瀬の意味なんですって。水深1メートルあれば進むことが出来る。船底も浅いわけです。進めない時は引舟ですよ。ワー大変ダー。荷を積んだ舟を引っ張るなんて。
曳舟の地名はここから来てるんですね。
手書きの地図 |
下総松戸節
ハーここは松戸よ 江戸から六里 葦の風吹く納屋の河岸 鳴いてくれるな 波千鳥
ハー帆かけ積荷の高瀬舟行くよ 上り下りの賑やかさ 恋し平潟灯が招く
ハー杜が見えます本土寺様よ 夏はあじさい秋もみじ 参るその日は御縁日
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