民謡の世界でコンクールが盛んになるにつれて、尺八唄は伸びてきたように思います。
技巧も上手くなりましたが、声自慢の方たちは唄を必要以上に延ばすきらいがあります。
自分の声に酔ってしまうと云う傾向も有りますし、また余りに大きい声で唄いすぎるために
唄が長くなり過ぎるんです。声は大きく出すと伸びる性質が有るんですヨ。山岳信仰から唄
われる山唄や追分等は4分からそれ以上の長い唄になりますが、木挽き唄や長持ち唄は
3分までかからずに唄われます。
馬子唄は今でいうタクシーのようなものですから、あんまりゆっくり唄っていたら馬子が儲
からない(笑)人や荷物は早く届けなくちゃね。皆さんもご自分の竹唄の長さについて考察
してみて下さい。
唄い手の竹唄は案外短いものです。これでいいのかと思うかも・・。言い方を変えると竹唄
にもリズムが有ることを忘れずに唄いましょう。
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