2014年4月6日日曜日

着物の事など・・・

私の母は着物好きでお洒落な人でした。下町の商家でしたので何時も忙しいのに、髪はアップにして着物姿が多かったのを思い出します。父もお洒落が好きで寝るとき、布団の下にズボンを丁寧に延ばしておき、いわゆる寝押しをしてました。帽子も好きで、出かけるとき、どうだねこの帽子合うかいなんて私に聞いたりしました。

私は兄弟姉妹の中で一人だけ着物好きで、母について呉服屋さんの売り出しについて行きよく買ってもらいました。店の名はたしか江州屋でした。愛想の良かった番頭さんの顔が今も目に浮かんできます。広州屋さんは当時有名だった佐竹通りの中ほどに有りました。今も有るでしょうか。

お正月は訪問着、町着は小紋でしたが今ほど派手でなくて、みな江戸小紋などでした。当時は普段着に木綿やウールもはやっていて私のタンスにも沢山有りました。

懐かしい思い出です。


裏の家の桜を夕陽が染めて見事なのでパチリ。